先生の言いつけを守る幼稚園児

近所に顔なじみの幼稚園児がいます。
ふくよかでにこやかなおばさんである私に親しみを持ってくれているようで、会えば会話を交わします。
先生でもお母さんでもなく、利害関係のない私は、彼にとって目上の人というよりは友達に近い感じなのでしょう。
しかも私は、彼に合わせて会話をする余裕も知恵も持ち合わせていますから、彼は気持ちよく話ができるようで、好きな女の子のことなども話してくれます。

彼が好きな女の子は私も目撃したことがあります。
年長さんクラスの中でもちょっと小柄な方ですが、なかなかの美人さんで服装もおしゃれな女子力の高い子でした。
それだけに、ライバルも多いようで「〇〇くんも、△△くんも、??ちゃんのことが好きなんだ…」というような話もしてくれました。

先日話をしたとき、彼は??ちゃんのことをあきらめようとしているようでした。
別の男の子にバレンタインのチョコをあげたことを知ったのがショックだったようです。
2番目に好きな女の子と結婚する計画を立て始めているようです(笑)。

そんな風に可愛い会話で私を癒してくれる彼が、遠足に行った日のことです。
「今日は遠足だったのね。どこに行ったの?。何したの?」と聞くと真面目な顔で彼ははっきりと言いました。
「それは言えない!」
「えっ?どうして?」何かあったのかと思い心配して尋ねました。
「先生がね、おうちにかえって、おうちの人に遠足のことをお話してねって言ったんだ。おばちゃんはおうちの人じゃないから言えない。」
なるほど、そうですか!
先生の意図は「おうちの人だけに」ではなく、「おうちのひとにはぜひ」ということだったのだと思いますが、彼は言葉通りに受け止めて、それを忠実に守ったのでした。
まじめで可愛い彼の成長をこれからも見守っていきたいです。
いつまでお話ししてくれるかしら…。http://xn--4gq05lpqhf6h9qg9z5dgbd.jpn.org